こんにちは!
売れるチラシ屋さんの石田です、
あなたのお客さんの名前と趣味は?
今日は「ペルソナ」についてお話ししよう
と思います。
あなたは「ペルソナ」という言葉を聞いた
ことはありますか?
マーケティング用語の一つなのですが
あなたのサービスや商品を買う人の人物像
のことです。
特定の実在の人、ではなく架空で理想の
お客さんを細かく設定したもののことを
ペルソナと言います。
漫画が好きな人とかは、キャラクターの
設定集みたいなものをイメージするといいかも
しれません。
ぜひ、あなたの理想のお客さんについて
「ペルソナ」を設定してみてください。
この「ペルソナ」を設定してみると、商品づくりや
新たにお客さんを集める時に役立つのはもちろん
現状のあなたとお客さんとの関係があなたの
理想通りのものなのかを振り返る試金石にもなります。
試しに、架空のパン屋さんを例にペルソナを
設定してみますので、項目などを参考にしてみてください。
【前提条件】
・東京都のA駅近くにあるパン屋さん
・A駅付近は都心への通勤に便利な住宅地
・こだわりの低糖質食パンが自慢
【ペルソナ】
・飯田麦子
・30歳
・女性
・専業主婦
・A駅まで徒歩8分のマンション在住
・家族構成は夫、長女(5歳)、次男(3歳)の4人家族
・趣味はカフェ巡りでInstagramをよく更新する
・Instagram投稿内容は日々の食事と子供についてが多い
・食費は夫から毎月預かっている中からやりくりしている
・食品を選ぶ際は素材や原料にこだわる
・自然派が好き
・自身の体型キープにも気を使っている
・考え方は直感的で、商品をついパッケージ買いしてしまうことも多い
・月末は食費を節約しがち
・夫がよく食べるため、最近はカサ増し料理を研究している
あくまで例ですが、一見関係なさそうな
名前や年齢、趣味まで事細かに設定してみてください。
細かい情報があればあるほど、ペルソナが
確立されるので売り方や商品づくりで迷った時に
「このペルソナなら何を求めるかな?」と
想像しやすくなります。
また、理想のお客さんが詳細に思い浮かび
にくい場合は、その逆で「絶対に嫌な」
お客さんを想像して、その真逆の特徴を
ペルソナにつけるとうまくいきます。
悲しいことに、嫌なお客さんの方が
鮮明に思い浮かべられる時もありますから(笑)
で、ペルソナが完成したら
チラシやPOPを書くときも、新商品
を考えるときも全てその「ペルソナ」を
起点に考えてください。
「石田さん、そこまで細かく設定したら
実際のお客さんのほとんどがペルソナに
当てはまらなくなりませんか?」
「そんな架空の人1人だけに基準を合わせて
本当に大丈夫なんですか?」
という質問をいただくことがあります。
はい、大丈夫です。
商品が売れない時というのは、たいてい
「誰向けか」がはっきりしていない時です。
「どなたにもお使いいただけます」という
商品ほど、狙いがハッキリしてなくて結局
だれも注目してくれないのです。
それに、ペルソナの細かい部分が合っていなくても
「性能」や「価値観」の部分がピッタリ
自分にあっていたら、人は買いたくなります。
例えば、こんな商品があるとしたら気になりますよね?
・世界を長時間飛び回るCAが本当にオススメする落ちない口紅
・研究者が「絶対これじゃないと嫌!」という
長時間使っても目が疲れないルーペ
・その昔炭鉱で働くアメリカ人の8割が履いていた
どんなに雑に扱っても膝が破れないジーンズ
これらは、全て商品の対象がハッキリしています。
当事者じゃない人も、「オフィスで口紅がとれてしまう」
「目が疲れる」「庭いじりが趣味でジーンズがすぐ破れちゃう」
というように共通の困りごと、価値観を持っていれば
その商品を手に取ることでしょう。
ということで、ペルソナを設定すれば商品づくりや
広告活動の時にかなり有利になりますので、
ぜひ一度考えてみてください!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
石田